前回、HD DVD VS Blu-ray Discの今後について僕なりの感想をまとめてみました。詳しくはこちらをどうぞ↓
HD DVD VS Blu-ray Disc これぞ関ヶ原の合戦!
先週から東芝サイドに今後の動向について取材を申し込んでいるのですが、CES2008の開催中だったこともあり連絡はありません。
某社に比べて広報対応のよい会社だけに、余計な心配をしてしまいます。
そんな折、またもやニュースが飛び込んできました↓
「東芝、次世代DVDプレーヤー大幅値下げ 北米で最大半額に」(Yahoo!ニュース)
東芝は北米で販売中のHD DVDプレーヤー「HD-A3」、「HD-A30」、「HD-A35」を大幅に値下げすると発表しました。なかには半額になっている製品もあるので驚きます。たしかにユニバーサルが寝返ったことで、主要な映画タイトルの70パーセントがBD陣営になった、と報じられると、HD DVDプレーヤーは買い控えされそうです。う~なんとなくたたき売りっぽくなってきましたね。
いろんな意味で窮地に追いやられたHD DVDですが、その逆転策について考えてみようと思います。現在HD DVDレコーダーを発売するのは東芝一社です。ですから、HD DVD=RDシリーズ(東芝製のレコーダー)と言ってもいいでしょう。
東芝のレコーダー「RDシリーズ」は操作にクセはあるものの、覚えてしまえば録画番組を自在に操れる強力な編集マシンとし人気があります。キーワードによる自動録画や番組追跡機能、スカパー!連動など、録画好きの心を掴む機能が満載されています。
さらに新製品のRD-A301ではケーブルテレビの端末をコントロールして予約できるCATV連動機能も搭載。全国のCATVユーザーに対して福音となるべき製品です。
現在このように、テレビを楽しみながら録画する機能を備えているのは、店頭を見渡しても、ソニーと東芝の製品しかありません。HD DVDの敗北により東芝がレコーダーから撤退するとしたら、それは録画ファンとしては大きな損失になるでしょう。それを止める方法はないのでしょうか?そのヒントを次回、探ってみましょう。
本コラムの続きは明日更新します。お楽しみに!