録画好きにはたまらないハイビジョン番組録画の
切り札として注目される“BDレコーダー”のバイヤーズガイドを
Phile-webにアップしました!
【第20回】最新BDレコーダーは“てんやわんや”!悩みどころがいっぱいの機種選びを一発指南<前編>
そもそもなにが“てんやわんや”かというとですね、
新しい録画方式「H.264」の仕様がソニーとパナソニックでビミョウに
違いが出てきているんですよ。
これはちょっと厄介ですね~。
なにが厄介かはお話しするとして、「H.264とはなにか?」ってことを
僕なりに解説してみようと思います。
記事中にも書きましたが「H.264」とは、新しい動画の圧縮方法で
従来使われてきたMPEG2に比べて動画の記録ができるのが特徴です。
H.264は正式には「MPEG-4 AVC/H.264」と呼ばれています。
読み方は「エイチ ドット ニーロクヨン」です。
MPEG2とH.264の違いを簡単に説明するなら
MPEG2は「音楽CD」でH.264は「MP3(WMV、AACなども)」のようなものです。
音楽CDもMP3もオリジナルのデータを圧縮していますが
音楽CDの方が音質はいいですね。ただしCD1枚に640MB~700MBの
データ容量が必要です。
しかしMP3なら約1/10の容量(64MBから70MB)で1枚の音楽CDを
パソコンや音楽プレーヤーに記録できます。
MP3の方がCDに比べ音質は落ちますが、
容量分ほど音質が劣化している訳ではありません。
ですから携帯音楽プレーヤーの標準的なフォーマットとして広く使われています。
ご存じのとおりハイビジョン放送を録画するには
アナログ放送に比べて約5倍の容量が必要です。
そこでこの冬のBDレコーダーはH.264方式の録画を
採用することで1枚のBD(25GB)に4時間から9時間の
ハイビジョン番組の録画を可能にしました。
MPEG2の場合はBSデジタルで2時間10分、
地上デジタル放送で3時間しか録画できないので
かなりの長時間録画が可能になります。
画質もそんなに悪くないので、普段使いの
録画なら十分に使えると思います。
さて、いいことずくめのH.264なのですが、
前述したように心配なことがあります。
それについてはPhile-webの記事に書いておきました。
ぜひアクセスして読んでください!