激安大型液晶の選び方(その2)
デジタルARENAの特集「激安大型液晶の選び方」が完結しました。
最後は動画の再生性能と購入後のサポート比較です。
動画性能はARENAの記事を見ていただくとして、サポート体制についての僕の感想をまとめたいと思います。
●壊れたら新品交換!
取材をしていて「潔いな~」と思ったのが、購入後1年以内の故障に対して新品と交換するクイックサンとユニデンの対応です。
修理人員が不足している?と、言ってしまえばそれまでですが、大手メーカー製品だと新品交換は、販売店の裁量に任されることになります。あくまでも僕の考えですが、新品交換をしてくれるのは、購入して1週間ぐらいが、いいところでしょう。いわゆる「初期不良」ですね。購入してから半年以上も経過してしまえば、どうなるか分かりません。
たしかに「メーカーと交渉して新品や返金させた」という事例は、ありますが、これは希なケースだと思います。
どちらにしろ、新品交換をするには、何度も交渉することになると思います。この精神的な苦痛といったないですよ。ほんと。
実機を見て買うことができない通販専用モデルだけに、このような分かりやすいサポートは重要だと思います。
「壊れたら新品」という対応は、なかなか良いと感じました。
●修理の対応
今回取材したすべてのメーカーの製品が故障した場合は、まず電話で各社のサポートに連絡して、故障診断を受けます。たとえば「接続したビデオが映らない!」という場合は、ユーザーの接続ミスが多いそうです。
電話でいろいろチェックした後、故障と判断された場合は、テレビを運送会社が引き取りの来ます。基本的に大手メーカーのように、サービスマンがユーザーの家を訪ね、修理するということは、いまのところありません。
修理期間中はテレビがなくなりますが、メーカーによっては修理期間中に代替機を貸してくれる場合もあります。故障したときは、サポートに相談してみるといいでしょう。ただし、代替機の数には限りがあるので、無い場合はあきらめてください。
●梱包材について
「購入時の段ボールや梱包材は捨ててもいい」ということですが、僕としては保管することをオススメします。液晶パネルは薄いガラスを使っているので、驚くほどかんたんに割れてしまいます。ですから、引っ越しをする場合、いままでのブラウン管テレビのように、「毛布でくるんで、トラックの荷台へドーン」ということはしない方がいいでしょう。
購入時の段ボールと梱包材は、そのまま宅配便でも送れる強度を持っています。引っ越しはもとより、いらなくなってオークションに出す場合にも重宝するはずです。
ちなみに、液晶テレビはパネルが割れてしまえば、修理不能と考えた方がいいでしょう。もちろん、修理はできますが、液晶パネルの価格を考えると新品を買った方が安くなるはずです。
以上、薄型テレビ選びの参考にしてください。